<TOEICを勉強するメリット>
前回、<アジア就職を徹底的にサポート>という記事を載せましたが、今回もそれに少し関連した話で、日本の企業においても英語がどんどん必要になってきているという話です。
「上場企業における英語活用実態調査」2013年のこのグラフをご覧下さい。
これによりますと、実に70%の企業が「採用時にTOEICスコアを参考にしている」とのことです。また、「将来的に参考にする可能性がある」も含めると、約85%がTOEICを重視しています。
「TOEICで800点以上を取ったら30万円を支給、900点以上を取ったら100万円を支給」
という驚きの発表をしました。
10億円以上の予算を投じて社員の英語力をアップさせるという目論見ですが、そのスケールの大きさにはただただ驚きです。
当校には資格試験コースという「TOEIC,TOEFL,IELTS」のいずれかを勉強するコースがあります。
では、そもそもTOEICとはどういった資格でしょうか?
TOEICとは、「英語を母国語としない人を対象とした、英語でのコミュニケーション能力を測る国際的なテスト」のことです。
日本で一般的に行われているTOEICのテストは、リスニングとリーディング分野に特化した内容です
配点が各分野495点で、合計990点満点のテストになっています(どうして1000点満点じゃないのでしょうね?諸説あるようですが、公式な見解はないそうです。)
内容は主にビジネスに関係したものが多く、日本や韓国では大学入試や就職活動、また就職後の昇進など、様々な場面で使われています。
しかし、近年このTOEICに対して「批判」が多く見られるのも事実です。
その最大のポイントは
「TOEICの点数が高いからといって、必ずしも『使える英語』が話せるとは限らない」
というものです。
ある識者が、TOEICの点数とBULATS(ケンブリッジ英語検定協会が運営する、ビジネス英語力を測るテスト)のスピーキング点数を比較しました。
その結果は
「TOEICの点数とBULATSのスピーキング点数は、相関は高くない」
というものでした。
簡単に言うと、
「英語でのコミュニケーション能力が高い→TOEICの点数が高い」
これは成り立つけれども
「TOEICの点数が高い→英語でのコミュニケーション能力が高い」
これは成り立たない、ということです。
これがTOEICで常々「批判」されている内容です。
では、TOEICを勉強しても「意味がない」のでしょうか?
私は決してそうは思いません。
ソフトバンクだけに限らず、今なお多くの日系企業がTOEICの点数を重視するのにはそれなりの意味があるのだと思います。
私は、「英会話の基礎を身につけた人がTOEICを勉強するのは、非常に効果的なこと」であると思っています。
なぜなら、TOEICを勉強することによってしっかりとした文法力、ビジネスや仕事の場面などで必須の単語力、様々なアクセントの会話を聞き取るリスニング力、限られた時間で多くの文章を読みこなすリーディング力などが身につくからです。
これらの力は、スピーキングを中心にした基礎英会話だけでは、なかなか身につけることができません。
フィリピン留学では「スピーキングを中心」にした授業で、まずは「英語が話せる」レベルになってもらうことに焦点を当てている学校が多くあります。
当校もそれは同じです。まずは「スピーキング中心」。これが基本です。
しかし、ある程度スピーキングができるようになった後、「思ったように英語が伸びない」という頭打ちの時期が必ずやってきます。
そのような方々に対して、TOEICを勉強することで、改めてしっかりとした「文法力、単語力、リスニング力、リーディング力」を身につけてもらえれば、その頭打ちの「壁」を破ることができるようになるケースが多いのです。
「じゃあやっぱりTOEICはいいじゃない。批判されていることは間違いじゃない」
…残念ながら、一概にそうとは言い切れないのです。
前述の通り、TOEICは「英会話の基礎」を身につけた人にはとても有効なのですが、その基礎がないままひたすらTOEICの勉強だけをしていると、
「TOEICの点数は高いのに、コミュニケーション能力は低い」
ということになってしまう場合が往々にしてあるのです。
日本人は、性格上コツコツと机に向かって勉強をするのが好きな人が多いと思います。
けれども「英会話の基礎がないままTOEICだけをコツコツ勉強し続ける」のは、野球にたとえるなら「素振りも投球練習もせずに野球理論の本だけを読んでいる」ような人と同じだと思います。
どれだけ知識を詰め込んでも、実際に体を動かして、英語を話さなければ『使える英語』は身につきません。
日本人の中には、いわば「理論ばかりが頭に入ってしまって、一度もピッチング、バッティングをしたことがない」という人がたくさんいます。
しかし、それはある意味仕方がなかったのです。
なぜならその最大の理由は、今まで
「実践の場所がほとんどなかった」
からです。
中学や高校で、きちんとした英会話の授業があったでしょうか?
もちろん欧米留学は昔から存在しましたが、金額的にもハードルが高く、誰しもがチャレンジできる場所ではありませんでした。
しかし、今はフィリピン留学という「最善の実践場所」があります。
日本から近く、安く、そしてマンツーマンで英語を思う存分話せる「最高の実践場所」です。
当校では「英会話の基礎」をしっかりと勉強することもできますし、そこからステップアップを目指して「TOEICの高得点を目指す」こともできます。
講師たちはみな「TOEIC」の教育経験があります。
実践形式に基づいた教材を用いて、単語力、リスニング力、リーディング力を徹底的にアップさせます。
就職活動において、また社内での自己研鑽において、TOEICが必要という方がいれば、ぜひF2Fにご連絡ください。
TOEICの高得点と、コミュニケーション能力を同時に手に入れることができる最高の実践場所がここにあることをお約束いたします。