フィリピンの大学に入学するメリット
Face to Face English Schoolは2014年に「フィリピン大学支援コース」を設立し、フィリピンの大学に入学を希望される生徒様たちのサポートを行ってきました。
今回は、改めてこの「フィリピンの大学」に入学するメリットをご紹介したいと思います。
日本の教育現場では、今「2018年問題」ということが大きく取りざたされています。
これは「2018年から18歳以下の人口が減少傾向になり、多くの大学が閉校したり、淘汰されていく時代に突入していく」という問題です。
この問題の最大の原因はもちろん「少子化」なのですが、規制緩和が進んで「大学の数が増えて行った」という点も関係しています。
子供の数が少ないにも関わらず、大学の数が増えるわけですから、当然大学は定員割れを起こしてしまいます。
今では「大学全入時代」と言われるほど大学が無数に乱立し、選り好みしなければ誰でも大学に入学できるような状況になっています。
事実、経営難を回避するためにたとえ学力や学習意欲が伴っていなかったとしても、「まずは定員確保のために入学してもらう」という方針を取らざるを得ない大学も少なからずあると耳にします。
その結果、たとえば就職の場面などにおいてこれからは「大学卒」という肩書の価値が、少しずつ薄れていくだろうと言われています。
その代わりに「大学を卒業しているかどうか」ではなく、「大学に行って何をしたか・何をできるようになったか」ということが重要になってくるのです。
2014年に書いた当校の記事の中で、フィリピンの大学に入学するデメリットの一つとして「知名度が低い」という点を挙げましたが、一方でメリットして「大学4年間で英語力を確実の伸ばせる」とお伝えしました。
※過去の記事
https://f2fenglish.jp/2852
当校はGENSAI Career Consulting Corpという人材紹介会社も併設しており、その関係で多くの企業の人事担当の方ともお話をする機会があるのですが、そういった人たちに
「次のAさんとBさんの二人のようなタイプであれば、どちらを採用しますか?」
と何度か聞いたことがあります。
◎Aさん
日本の中堅大学(地域では比較的名前が知られている大学)
経済学部卒
サークル活動(テニス)やアルバイト(接客業)に従事
英語レベル:初級(TOEIC450点)
◎Bさん
フィリピンの大学(日本では名前が知られていない大学)
Business Administration courses
ボランティア活動(地域開発支援)に従事
英語レベル:上級(TOEIC900点)
もちろん、その人の性格や価値観、コミュニケーション能力など様々な点を考慮して採用を決定しますが…という断りを入れておられましたが、
「もしAさんとBさんが同じようなパーソナリティーであれば、Bさんの方がより魅力的に感じる」
と答えられる担当者の方が圧倒的に多かったのも事実です。
その大きな理由としては「他者との差別化」をあげられるケースが多いです。
これからの日本の企業は少子高齢化のあおりを受け、経済成長率や他国との国際競争力に陰りが生じてくると予想されています。
その難局を打開するために多くの企業は「グローバル化」や「ユニークな(独自の)アイディア」によって自身の企業価値を高めていく傾向が強くなると言われています。
そのためには「均一的なバックグラウンドを持つ人材」ではなく、「独自な視点や経験」を持つオンリーワンに近い人材をより積極的に採用する流れが強くなりつつあるのです。
上記のAさんは、大学名こそ比較的名の知れた学校ですが、「大学を通して何をしたか・何をできるようになったか」という点においては、やはりBさんの方が「ユニークなアイディアを出せるのではないか」と期待させるバックグラウンドを持っていると判断されやすいです。
また、実際にフィリピンの大学で4年間勉強することで、英語力に関しては同世代の人たちとは頭一つ以上抜け出ている、いわば「武器」を身につけた状態になるのも人材としては大きな魅力です。
大学生にとって「就職活動」というのは学生生活の一区切りとなるゴールのようなものですが、Bさんのような「他者にはない」強みや経験を持つことができるようになりたい人には「フィリピンで大学に入学する」という選択肢は一つの方法であると思います。
前回の記事と重なる部分があるので詳細は省略しますが、フィリピンの大学に入学するメリットは主に以下のものがあります
◎人とは違う経験ができる(日本と異なる環境に身を置くことで、様々な経験ができます)
◎英語力が確実に伸びる(授業は英語で行われます。また、クラスメートも例外なく英語を話せます)
◎学費が日本よりもかなり安い(公立では年間授業料は20~30万円程度、私立でも30~60万円程度)
◎特定の分野(地域開発、児童福祉、公衆衛生、貧困問題など)に強い
フィリピンの大学は欧米型の授業が多く、ディスカッションやディベートなどが多いのも特徴です。また入学は比較的簡単ですが、入学後はきちんと課題や試験などに取り組まなければ簡単には卒業できません。
これだけたくさんのメリットがありながら、それでもフィリピンの大学に入学するハードルが高く感じるのは、「情報が少ない」という点が挙げられると思います。日本のようにパンフレットなどがない大学も多く、正直なところHPもお粗末なものが多いです。
また、試験日程、試験内容なども日本のように共通したルールが整備されておらず、各大学によってかなり違いがあります。
つまり、「フィリピンの大学に入りたい」と漠然と思っていても、「入る方法がわからない」と思って断念する方が多いのも事実なのです。
そして次に、「英語力に自信がない」というのも入学へのハードルをあげている心理的な要因です。大学では「読む」「聞く」「書く」「話す」というスキルがバランスよく求められますし、事前準備なしでいきなり大学に入った場合(仮に入れたとしても)、英語力が理由で授業についていけないことは容易に想像ができます。
しかし、Face to Face English Schoolに留学していただければ、「大学入学に向けての英語力」がしっかりと身に付くよう徹底的にサポートさせていただきます。また同時に、大学入学に欠かせない情報や手続きもしっかりとサポートいたします。
「フィリピンの大学に入りたい」と思われている方は、「どうせ無理だ」と諦める前に、一度ご相談ください。
日本の大学に入っても、もし4年間をボーっと過ごしてしまえば、今後活躍できる「オンリーワンの人材」からは遠く離れてしまいます。
もちろん日本の大学に入って、そこで明確な目標を持って自分自身を磨いていく努力をされる方はたくさんいますので、「日本の大学が悪い」と言っているわけではありません。
ただ、「大学に入っても何をしたいかわからない」「明確な目標がない」「とりあえず英語力を伸ばしたい」など、そういった思いを抱かれている方がいらっしゃれば、フィリピンでの大学入学という選択肢を考慮されることもありだと個人的には思います。
若い人たちの目標を全力でサポートいたします。