私が初めてF2Fを受講したのは昨年6月末でした。私は13年に渡って幼稚園児から中学生までの子どもたちに英語を教えている先生なので英会話に困る事はありませんが、自分自身のさらなる英語力の向上はもちろん、普段は教える立場の私が教えられることによって得られる気付きや学びを期待してF2Fへの留学を決めました。長く仕事を休めないため、留学期間はたったの1週間。それでも久しぶりの学びにワクワクが止まりませんでした。結果は予想以上!
学校のあるTagaytayは涼しく快適な上に、少し足を伸ばせばショッピングモールやマーケットなどがたくさんあって便利な環境です。そして私たちのお世話をしてくれるスタッフの皆さんがとても親切で、安心して日々を過ごすことができました。そしてマンツーマンレッスンにおいてはTeacherたちのレベルがとても高く、私の要求に真剣に向き合ってレベル向上を助けてくれました。みんな個性的で朗らかでいつも会話が弾んでしまい、勉強しながらあっという間にFriendshipが生まれるという素敵な体験をさせて頂きました。大満足で帰国しましたがすっかりF2Fに魅了された私は翌年の春休みに2週間、そして最近ですが今年の夏休みにも1週間リピーターになって短い留学を満喫することになりました。
勉強の内容ですが、最初の留学の際にはオリエンテーションで様々な学習方法を知り、興味のあったExplanation, Writing, Topics,などを選択して、それ以外はFree conversationでSpeaking力を磨きました。どの項目の授業もレベルにあったものを提供してくれるので難しすぎず、かと言って簡単すぎず、とても中身の濃い英語学習を受けることができました。2回目の留学の際には前回の学習以外に学生時代に経験のあったDebateにトライしましたが、やはりTeacher相手に勝てるわけもなく(笑)、すぐにTopicsに切り替えてもらいました。
7月末の留学には一つの目標がありました。今年の4月から小学校の英語指導者になった私は、英語教育がとても進んでいるフィリピンの学校で英語の授業を見学させて頂き、日本の教え方とは違うメソッドを見てみたいという希望があったのです。初めはF2Fから徒歩で10分ほどのプライベートスクールに出向き、飛び込みで事情を話してお願いしたところ校長先生が温かく迎えて下さり、日本の教育者がわざわざ来てくださって光栄ですと、授業の見学を承諾していただきました。
その2日後にはF2FのTeacherが私の希望を叶えるために別の学校に申し入れをしてくれてスムーズに学校訪問をすることができました。私が教室に入ると生徒全員が立ち上がり、『おはようございます!!Welcome to our school』と迎えてくれました。私のためだけに日本語を朝から練習してくれたと聞き、その場で涙しそうになりました。改めてフィリピンのホスピタリティ精神に感動するとともに、授業見学の中で英語教育のレベルの高さに驚き、憧れ、見習うべきメソッドを見つけ出して、とても充実した見学となりました。この参観を実現させてくれたF2FのTeacher 2人にとても感謝しています。
英語留学の目的は十人十色ですが、どのような目的であってもどんなにレベルや年代が違っても、F2Fであればオリジナルスタイルを楽しみながら学習する事が可能です。私は帰国後にたくさんの人にこの経験を熱く語ってきたので、これまでのところ2人が私の紹介で留学しており、満足していると聞いています。私の次回の留学は来年の3月末ごろの予定。英語教室の卒業生たちも一緒に行きたい!と言っているので、実現したら更に楽しい1週間になりそうです。そしてここで知り合って仲良くなった人びと、Teacher, スタッフ、ハウスキーパーの皆さんまでがリピート留学の際に、『Welcome back!!』と声をかけてくれます。これまでたくさんの国を旅してきた私ですが、お帰りと言ってもらえるのはここだけです。そう。F2Fに留学したお蔭で今やフィリピンが私にとっての『Another Sky』です!