治安について知ろう!
セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島に位置し、温暖な気候と短いフライト時間から人気のある海外旅行や留学先として知られています。
しかし、留学を検討する際には、治安も気になるポイントですよね。
この記事では、セブ島の治安について詳しく解説します。
セブ島の治安状況

セブ島は、多くの留学生や観光客が集まることから比較的安全な都市とされています。
在セブ日本国総領事館によると、2021年にセブ島で報告された犯罪件数は2,591件(犯罪率0.27%)であり、東京都の犯罪件数(年間7.5万件、犯罪率0.53%)と比べると低いです。
ただし、地域やエリアによって事件や犯罪の傾向には差があります。
最近では、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪や、路上強盗や睡眠薬強盗などの犯罪が増加傾向にあると報告されています。
留学前に自分が留学するエリアでどのような事件や犯罪が多いのか調べておくことが重要です。
セブ島の治安の良いエリア
セブ島には、治安の良いエリアも存在します。
外務省が出しているフィリピンの危険情報によると、セブ島で治安が良いとされているエリアは以下の通りです。
1. IT パーク (セブ市内)
2. マリバゴエリア
3. マリゴンドンエリア
特にマクタン島にあるリゾートエリアは比較的安全とされています。
しかし、裏路地や危険な場所には注意が必要です。
治安の良いエリアでも、犯罪が発生する可能性はあるため、常に警戒心を持ちながら生活しましょう。
セブ島で治安の悪いエリア
一方、セブ島には治安の悪い地域も存在します。
在セブ日本国総領事館の資料によると、パシルエリア、コロンストリート、マンゴーストリートなどのエリアでは路上強盗やスリ、いかさま賭博、ストリートチルドレンによる窃盗被害が多く報告されています。
留学前に危険な地域を把握し、現地到着後にも学校のスタッフや先生などに聞いて危険な地域を避けるようにしましょう。
セブの犯罪率
セブ州の犯罪件数をフィリピン国家警察のデータと比較すると、2021年のセブ州の犯罪件数は2,591件であり、人口96.4万人に対しての犯罪率は0.26%です。
一方、東京都の犯罪件数は75,288件であり、人口1,400万人に対しての犯罪率は0.53%です。
セブ島の犯罪率は東京都よりも低いため、安心感を持つこともできます。
しかし、セブ島でも事件や犯罪が起こり得ることを忘れず、自己防衛の意識を持ちながら留学生活を送ることが重要です。
トラブル事例
セブ島でよく起こるトラブル事例には以下のようなものがあります。
タクシーのぼったくり
セブ島のタクシーは、初乗りの料金が約40ペソ(約98円)と比較的安価です。
しかし、中にはメーターを使用せずに適当な料金を請求する運転手も存在します。
タクシーに乗る際には、必ずメーターが動いているか確認しましょう。
スリ・置引き
スリや置引きは、多くの日本人留学生や観光客が被害に遭う犯罪です。
カフェなどで荷物を置いたまま盗まれるケースや、人の多い場所で貴重品を盗まれるケースが報告されています。
貴重品はチャック付きのバッグやリュックサックに入れて身につけ、常に注意を払いましょう。
強盗
夜間の路地での強盗事件も報告されています。
男性2〜3人組による脅迫や貴金属の強奪などが発生しています。
貴重品は最小限に抑え、周囲の様子に注意しながら行動しましょう。
トラブル時の対処法
トラブルに巻き込まれた際には、以下の対処法を参考にしてください。
1. 冷静になる:パニックにならずに冷静な判断を心掛けましょう。
2. 語学学校に連絡する:まずは学校の日本人スタッフに連絡を取って対処方法を聞く
3. 大使館や領事館に連絡する:日本の大使館や領事館にも連絡し、サポートを受けることができます。
4. 周囲の人に助けを求める:周囲の人々に助けを求めることも重要です。人目のある場所に移動するなど、安全な場所を探しましょう。
トラブルを未然に防ぐためにも、留学前にセブ島の治安情報をしっかりと把握し、現地での自己防衛意識を高めることが大切です。
まとめ
セブ島は比較的安全な都市とされていますが、犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクはゼロではありません。
留学前にセブ島の治安情報を確認し、留学生活を安全に過ごすための自己防衛意識を持つことが重要です。
常に周囲の状況に注意し、安心して充実した留学生活を送りましょう。