フィリピン留学からマレーシアで社長に——インターンが導いた
“海外起業”の道

「英語もキャリアもゼロ。でも、人生を変えたい」——そんな思いでフィリピンへ語学留学に飛び込んだ田中さん。語学学校での学びと、現地の人材紹介会社でのインターンシップを経て、なんとマレーシアで社長に抜擢され、いまや人材ビジネスでアジアを股にかける存在に。海外で自分の可能性を切り拓いた田中さんの物語をご紹介します。
■ すべては「英語を学ぶ」決意から始まった
田中さんがフィリピンに渡ったのは、20代の頃。英語に自信がなく、将来も見えない——そんな不安を抱えながらも、「環境を変えたい」「自分を変えたい」との思いでフィリピンに語学留学を決意しました。
滞在先に選んだのは、タガイタイの語学学校。街がのどかで人も優しい、集中できる環境で英語を磨きました。
■ インターン先「GENSAI」での出会いが転機に

語学力を身につけた田中さんは、現地の日系人材紹介会社「GENSAI」で
インターンとして勤務を始めました。求職者と企業の架け橋となる中で、ある日、大きな転機が訪れます。
人材を探していたクライアント企業の社長と偶然知り合い、その仕事ぶりと人柄が高く評価されたのです。
■ 「お前に出資する」——まさかの社長就任オファー
「お前に出資するから、会社の社長をやらないか」——その言葉に驚きつつも、田中さんはチャンスをつかみ、マレーシアに渡航。現地で法人を立ち上げ、社長としてのキャリアをスタートさせました。
業種はフィリピン時代と同じ人材紹介業。現地ニーズに応えながら、日本人・アジア人の海外就職支援を行っています。
■ 株の買い戻しで“真の経営者”に

数年後には会社の株式を買い戻し、自らがオーナーに。出資者からの独立を果たし、名実ともに“自分の会社”となりました。経営者としての決断や責任を担いながら、着実に業績を伸ばしています。
■ フィリピンとの絆もそのままに
田中さんはいまでも、かつてインターンをした大町さんとの連携を続けています。フィリピンからマレーシアでの就職を目指す求職者がいれば、田中さんの会社を紹介するなど、かつての縁を活かした協力関係が続いています。
【まとめ】
「英語留学は、ただの語学習得では終わらない」——田中さんのストーリーは、その可能性を強く示しています。留学先の語学学校が人材派遣会社も運営しており、そこでの出会いが運命を変えるきっかけになったはずです。
「まじめに働く」
「時間を守る」
「約束は破らない」
日本人には当たり前のことですが、
フィリピンではそういった日本人の姿勢が非常に評価されると大町さんは言います。
異国での学びと働きが、世界を広げ、新しいステージへ導くきっかけになる。今の自分に悩み
なにか限界を感じているなら、田中さんのように一歩を踏み出してみませんか?